Ubuntu 24.04 LTSにアップグレードしてから、日本語入力の調子がどうもおかしい…
無変換キー: IMEを無効化
変換キー: IMEを有効化
というキーバインディングを設定していたのですが、一度無効化してしまうと、変換キーを押してもIMEが再び有効にならないという現象が発生したのです。Ctrl + Space でのIME切り替えはできます。でも、Macのように切り替えたいのです。
「設定をリロード」すれば一時的に戻るものの、根本的な解決には至らず、非常にストレスが・・・。
そこで、今回もGeminiと相談しながら対処してみました。
試したことと結果
まず、Fcitx5の再起動 (fcitx5 -r) を試しましたが、エラーメッセージが表示され、効果はありませんでした。
次に、Ctrl + Space でのIME切り替えも試しましたが、今度はこちらも反応せず…。
最終的に解決した方法:Fcitx5の設定ファイルリセット
以下の手順で、Fcitx5の設定ファイルをリセットしたところ、無事に問題が解消されました。
注意:この操作を行うと、Fcitx5に関するすべての設定(入力ソースの順番、テーマなど)が初期化されます。設定をやり直す必要があることをご了承ください。
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まず、ターミナルを開きます。
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念のため、現在実行中のFcitx5のプロセスをすべて終了させます。 “`bash pkill fcitx5 “`
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既存のFcitx5設定ディレクトリをバックアップします。 “`bash mv ~/.config/fcitx5 ~/.config/fcitx5_backup “` このコマンドを実行すると、
~/.config/fcitx5というフォルダが~/.config/fcitx5_backupという名前に変更されます。 -
PCを再起動します。 再起動すると、Fcitx5が起動時にデフォルトの設定ファイルやディレクトリを自動的に再生成します。
再起動後、Fcitx5の設定をし直すと、IMEが正常に有効になり、変換キーでの有効化、無変換キーでの無効化が期待通りに動作するようになりました!


まとめ
今回の問題は、Fcitx5の設定ファイルに何らかの不整合が生じたことが原因だったと考えられます。設定ファイルをリセットすることで、初期状態に戻り、正常な動作を取り戻すことができました。
タグ: Fcitx5, ime, mozc, Ubuntu24.04 LTS