Google chromeのトラブルやその他の障害もGeminiのサポートで直ったので、調子に乗ってUbuntu 22.04 LTS (Jammy Jellyfish) から、最新の長期サポート版Ubuntu24.04 LTS(Noble Numbat)へアップデートしてみました。もちろん、この記事もGeminiに書いてもらいました。
アップグレードを決意した理由
Ubuntu の LTS 版は安定性に優れており、日々の作業に安心して利用できるのが魅力です。22.04 LTS も非常に安定していましたが、やはり最新の機能や改善点には惹かれるものがあります。特に Ubuntu 24.04 LTS では、パフォーマンスの向上や新しいソフトウェアの搭載など、多くの魅力的な点が発表されており、Google chromeの問題がクリアになったのが引き金になりました。
アップグレード前の準備
アップグレードは初めてではありませんが、最悪、PCが起動しないこともあり慎重に進める必要があるため、いくつかの準備を行いました。
- データのバックアップ: 通常何よりも重要な作業です。私の場合、データはNASやクラウドにあり、パソコン自体には保存していないのでバックアップは不要です。
- システムの最新化: アップグレード前に、現在の Ubuntu 22.04 LTS を最新の状態にしておくことが推奨されています。ターミナルから以下のコマンドを実行しました。
sudo apt update sudo apt upgrade sudo apt full-upgrade sudo apt autoremove
- サードパーティ製 PPA の確認: インストールしているサードパーティ製の PPA がアップグレードの妨げになる可能性があるため、リストを確認し、必要に応じて無効化または削除することを検討しました。
いざ、アップグレード開始!
準備が整ったらいよいよアップグレードです。Update Manager を起動し、指示に従って進めていきました。
sudo update-manager -d
ここで、いくつかの確認画面が表示され、リリースノートなどを確認しました。特に問題もなさそうだったので、アップグレードを開始しました。
トラブル発生!リポジトリ情報のダウンロード失敗
しかし、アップグレードの初期段階で早速トラブルが発生しました。「リポジトリ情報のダウンロードに失敗します」というエラーメッセージが何度も表示され、先に進むことができません。
この時、原因を特定するために以下の点を確認しました。
- ネットワーク接続: パソコンは有線LAN接続、安定していることを確認しました。
- リポジトリサーバー: Ubuntu のリポジトリサーバーが混雑している可能性も考え、しばらく時間をおいて再度試してみました。
- ソースリスト (sources.list):
/etc/apt/sources.list
ファイルや/etc/apt/sources.list.d/
ディレクトリ内の設定を確認し、無効なリポジトリがないかなどをチェックしました。また、ミラーサイトの変更も試みました。 - APT キャッシュ: APT のキャッシュが破損している可能性も考え、キャッシュのクリアも試しました。
sudo rm /var/lib/apt/lists/* -vf sudo apt update
これらの対処を試した結果、しばらく時間をおいて再度 sudo apt update
を実行したところ、無事にリポジトリ情報のダウンロードが完了し、アップグレードを再開することができました。一時的なネットワークの不安定さやサーバーの負荷が原因だったのかもしれません。
設定ファイルの置き換えに関する悩み
アップグレードの途中、以下の設定ファイルを置き換えるかどうか尋ねられました。
/etc/ImageMagick-6/policy.xml
/etc/fwupd/fwupd.conf
これらのファイルは以前にカスタマイズした記憶があまりなかったため、今回は両方とも「置き換える」を選択しました。もし、過去にこれらのファイルを意図的に変更した覚えがある場合は、「そのままにする」を選択し、必要に応じて後で設定を見直すのが良いかもしれません。
「Noble」の応答なしからの進行
アップグレード中に「Noble の応答がありません」というメッセージが表示され、一時的に処理が止まったように見えました。しかし、しばらく待っていると再び進行し始めました。これは、新しい Ubuntu のバージョンに関連する処理に時間がかかっている場合に起こりうる現象のようです。焦らずに待つことが大切だと感じました。
最終的な結果:まさかの成功?
そして、ついにアップグレードが完了…したはずでしたが、画面には「失敗しました」というメッセージが表示されました。一瞬、残念な気持ちになりましたが、念のためシステムの情報を確認してみることに。
lsb_release -a
すると、なんと Ubuntu 24.04.2 LTS (Noble Numbat) と表示されているではありませんか!どうやらエラーメッセージは表示されたものの、実際にはアップグレードは無事に完了していたようです。
まとめと今後の課題
今回の Ubuntu 22.04 LTS から 24.04 LTS へのアップグレードは、いくつかのトラブルに見舞われましたが、Geminiのおかげで最終的には成功という形で終えることができました。
アップグレードは、特に LTS 版から LTS 版への移行とはいえ、予期せぬ問題が発生する可能性があります。今後は、新しい Ubuntu 24.04 LTS の環境をしばらく使い込み、動作の安定性や新しい機能を試していきます。もし、何か問題が発生した場合は、またGeminiと相談しながらやっていこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
タグ: AI, Ubuntu24.04 LTS